人格AIを修正しようとして、キラキラOL化やGTAのNPC化が発生した記録。ローカルLLMの限界と人格プロンプト暴走の実例。
1話のラストで
私は「何かヤバいものを作った」と薄々気づいていた。
だが人間は愚かなので、気づいても無視する。
というわけで、
動いたAIを前にして私は思った。
「よし、人格を整えよう」
——この判断が、すべての始まりだった。
GPTに人格を直させるという判断
早速、GPTにこう指示した。
「話がかみ合わないから修正して」
するとGPTは、
ものすごく真面目な顔して
スクリプトのルール部分を書き換えてきた。
そこに追加されていたのは、
・人の話はちゃんと聞こう
・質問にはしっかり答えよう
みたいな文言。
おまえ、小学生か?
一抹の不安を覚えつつも、
「まあAIだし…」と謎理論で自分を納得させて
修正後のスクリプトを起動してみる。
すると——
キラキラOL、爆誕

うーん……人の話はちゃんと聞こう!!???
どうやら
ユーザーからの“想定Q&A”を
AIが勝手に補完して出力しているようだった。
それはまだいい。
問題は次だ。
「こんにちわ」
↓
「キラキラOL!」
……は?
どこのOLだよ。
お前はOLだったのか?
ていうか、
お前は何者なんだ?
という根本的な疑問が芽生え始める。
俺は……
一体、何を作ってしまったんだ……。
人間っぽくなった結果、イラつく
とはいえ、
一部の受け答えは前より自然だからこれベースで修正してみる。
「おお!?前よりよくなった!!」
——と一瞬喜んだ、その直後。

なんか……
こいつ、イラつくぞ?
前より人間っぽくなったせいで、
逆にイラつく。
しかも、
・草を生やしすぎ
・妙に煽る
・若干、本人っぽい
完全に
インターネットに慣れすぎた人間の挙動。
煽ってきてんじゃねーぞ!
再調教だ!!
……

はい、無理でした
結論から言う。
無理でした。
MistralからLLaMA2に変えてみたりもした。
結果は同じ。
悲しきモンスターが増えただけ。
何を言っても
クラクションを鳴らしてくる。
完全にGTAのNPC。
原因は明確だった。
LLMのスペックが足りない
そして日本語が弱い
というわけで、
ローカル環境でマイナーLLMを使う路線は諦める。
無料の希望、Gemini
APIを探し始める。
OpenAI → 有料
Anthropic → 有料
DeepSeek → 有料
詰んだ。
……と思った、その時。
Googleの「Gemini」が
無料枠ありという情報を見つける。
藁にもすがる思いで試す。
すると——
いにしえのオタク、降臨

いにしえのオタクになった!!??
「ノシ」とか使ってくる。
現実で使ってる人、見たことねぇ。
でも会話は通じる。
というか、
かなり通じる。
「あ、これ……
序盤に設定した“ネットスラング”が
ちゃんと効いてるのか?」
修正すれば、
いける気がする。
何度か試した結果をGPTに見せて
問題点を指摘させてみる。
するとGPTは言った。
「ここはエラーです」

違う!!
そこはエラーじゃない!!
気持ちは分かるけど、
そこは合ってるんだ!!
(僕もおんなじこと考えてた(ことあるっ!))
「www」を忘れるようじゃダメなのよ。
「www」はね、入れとかないと。
1日目、完成(ただし縛り付き)
そこから微調整を重ねて、
AI自体はほぼ完成。
会話は若干かみ合わないが、
これは語彙を増やせば対応可能。
ただし問題がある。
アプリはローカル。
つまり——
PCを起動していないと使えない。
こうして、
人格付きおしゃべりAI「あだT」は
完成したものの、
PC起動に縛られる
超・不便な生命体となった。
私はこの時、
こう思った。
「これ、クラウドに置かないとダメだな」
そして2日目、
真の地獄が始まる。
次回:
「Vercelという名の地獄
― 404 Not Foundとパワーパフガールズ ―」
(※精神崩壊回)


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